南ア、アストラゼネカ製ワクチン接種を保留

イスタンブール=木寺もも子】南アフリカのムキゼ保健相は7日、英製薬大手アストラゼネカと英オックスフォード大が開発した新型コロナウイルスのワクチン接種を一時的に見合わせると明らかにした。南アの大学が、同国で広がる変異ウイルスへの効果が限定的だとの研究結果を示したことを受けて決めた。

初期の治験結果で、アストラゼネカ製ワクチンは軽症から中程度の変異ウイルス感染に対して22%の効果しか発揮しなかったという。重症化への効果は分かっていない。

南アには1日、アストラゼネカ製ワクチン100万回分が到着し、政府は近く接種に乗り出すところだった。今後は既に発注している米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製ワクチンなどの接種を急ぐ。

アストラゼネカは1億2000万回分のワクチン供給で日本政府と合意しており、5日には厚生労働省に製造販売承認を申請したと発表した。