izumiwakuhito’s blog

あなたでしたらどう思いますか?

「子どもができた…」と子どもたちに伝えて、学んだこと

下記の記事はnoteからの借用(コピー)です

5人目の子どもが、奥さんのお腹にいます。
「できたみたい……」とメールが来た時は、さすがにビックリしました。でも、子どもは好きだし「嬉しい」以外の感情はありませんでした。
奥さんから、続いてメールがきました。

「発狂するほどに戸惑っている」
目次
    1. それぞれに思春期
    2. それぞれの思い
    3. きっと、幸せになる
それぞれに思春期

奥さんは、今年になって、本格的に社会復帰したばかり。仕事の喜びや、やりがいを感じ始めたところでした。
複雑な心境であったに違いありません。
数日後、「これ読んで……」と、メールがありました。5人目、産んでもいいですか? (女たちのリアル)
我が家が原案ですか?というぐらいピンポイントな読み物を見つけてきます。
読んでみると、この漫画に出てくる長女が、ちょうど、うちと同じ中3思春期、真っ只中。
仕事以上に、奥さんが、心配していたのは、子どもたちの事でした。子どもたちには、まだ伝えていません。
漫画では、長女が、子どもを産むことに反対して「この家に生まれたくなかった」とショッキングなセリフまで飛び出します。
漫画同様、うちの長女も「兄弟は、もういらん」と、以前、はっきりと言っていました。
そして不安は、もう一つ。5歳の末娘。
妊娠が、発覚する前から、急に奥さんに甘えるようになりました。私から、距離を置き、「ママ、ママ」と言うようになったのです。
朝、起こしに行くと「ママがいい」と布団に潜られ、告白もしていないのに降られた気分。。。
あんなにパパっ子だったのに…サラサラサ〜
奥さんは「もう少ししたら、甘えられなくなることを本能で察しているのよ。その準備をしているから仕方ないの」と子どもに言って聞かすように、慰めてくれました。
奥さんからしたら、私も子どもみたいなものですね。
末娘にも、お姉ちゃんになったらどうする?と聞いてみたら「嫌だ。ならない」と全否定。
思春期だらけです。
それぞれ、心の葛藤を抱えていました。

それぞれの思い

それから子どもたちのこと、仕事や住まい、5人目の育児など、奥さんと、いろいろなことを話し合いました。
無事、出産できたら、なるべく早く復職できるようサポートしていくことも約束しました。
あとは、家族全員が、この先も健康であることを願うのみです。
そして、妊娠4か月を迎えたタイミングで、家族みんなに伝えることに……
子どもたちは、いったいどんな反応をするだろう?
奥さんと相談して、末娘には、先に話をすることにしました。
お風呂で奥さんから、話をしてもらったのですが、ビックリするほど、あっさりとお姉さんになることを受け入れてくれたそうです。
ずっと前からすでに、気持ちの整理ができていたのかもしれません。
そして、夕飯を食べ終わった後、子どもたちを集めて、話をしました。なぜか、私も奥さんも正座で。きっと、緊張していたのでしょう。
少6長男、中1次女は伝えた瞬間、顔を見合わせ、ニヤッとして、何度も、何度も「嘘じゃないの?」と喜んでくれました。2人共、小さい子どもが大好きなのです。ありがとう。
末娘も「パパ、ママおめでとう!」と祝福してくれます。どこで、そんな言葉を覚えてきたのでしょうか。泣けてきます。
しばらくママっ子でも許そうじゃないか。
中3長女は、「話がある」と言った瞬間に、全てを悟ったように、表情が硬くなりました。
目もあわせず、スマホを見たまま、
「来年、受験なんだけど大丈夫なの?塾も行きたいし……」
とリアクションが、漫画と同じ過ぎて、ビックリしましたが、考えてみりゃ、当然のことかもしれません。
一番、大切な時期に、歳の離れた兄弟も持つなんて思ってもみなかっただろうし、長女には、いろいろと、面倒をかけたり、我慢させてきたことも多かったと思います。
「長女ちゃんには負担をかけないから安心して。塾にも行けばいいよ」と伝えたものの、何だかモヤモヤしていました。

きっと、幸せになる

長女は、奥さんに似て物言いは、はっきりしているけど、切り替えは早く、
「今回は、極秘出産にしたいから友達にも言わないでね」
とお願いする奥さんに対し……
「どうせ、インスタのストーリーに、赤ちゃんの写真とかあげて、ベイビー~まじ天使☆彡とか言ってるんじゃねぇ?」と爆笑し、つられてみんなも笑いに包まれました。
たしかに……、突然こんな投稿をしそうだ。
口は悪いが、人一倍、愛情深い長女。面倒見もいいから、余計に不安に感じていたのかもしれません。
モヤモヤが晴れました。
子どもたちに無理や心配をかけない。そういう思いも、もちろん大切だけど、それより大切なことがある。
奥さんや、子どもたち一人一人と向き合って、同じ目線でいることを何より大切にすべきだと……
奥さんや子どもたちから教えてもらったような気がします。
思い続けていれば、きっとみんな幸せになる。
そんな気がします。
わたしは、強い奥さんと優しい子どもたちに支えられています。

きっと幸せになる。そう信じよう