izumiwakuhito’s blog

あなたでしたらどう思いますか?

耐える結婚はもうイヤ! 離婚した人としなかった人それぞれの結末

下記の記事はLIMOからの借用(コピー)です

好きで結婚したはずなのに、いつしか結婚生活に「耐えて」ばかりになっていませんか? 筆者周辺には、夫との結婚生活に悩んだ末に離婚を決意した女性と、離婚しないことを決意した女性がいます。
今回は、彼女たちが周囲からかけられた言葉や辿ったプロセスを見ながら、最終的にどんな決断を下したのかをご紹介。今、結婚生活に悩んでいる人の心に、少しでも寄り添えますように。
離婚を決意し、新たなスタートを切ったAさんの場合
冷めきった結婚生活を終わりにしたいけど…
25歳で結婚と同時に仕事を辞め、その後2人の子供に恵まれたAさん。はたから見れば順調な人生そのものでしたが、夫との関係は冷え切っていたそうです。
「夫は浮気をしていて、そんな夫のことを私も愛せなくなりました。夫は話し合いも拒否で、子供がいる前でも私に悪態をつくようになったんです。もう冷めきっているのに、現実と向き合おうとしない夫が心底イヤになって、本格的に離婚を考えるようになりました」
とは言うものの、10年近く働いていない自分に、子供2人を育てていけるのか…。不安はつきず、結論を出せなかったそうです。
我慢が足りないんじゃない? 周囲の声
Aさんは周囲に相談して賛否さまざまな意見に接する中で、こんなことを言われたそうです。
「誰だって結婚生活では何かに耐えてるのよ。母親として、我慢が足りないんじゃない?」
この言葉に、プツンと糸が切れたとAさんは言います。
「そもそも、結婚って好きな人同士が幸せになるためにするものなのに、『母親なら我慢して当たり前』っておかしいと気づいたんです。もう話し合いもできないぐらい終わった関係なのに、子供のために母親だけがひたすら我慢して家族の形を保ち続けるなんて無意味でしょ。子供と同様、私だって幸せになっていいはずなんです」
この言葉で、自分の本心を確信することができたAさん。ついに動き始めます。
本心に気づいてからは瞬く間に状況が進展
そこからのAさんは、驚異的な行動力を発揮します。まずは仕事を開始。就活は最初こそ苦戦したものの、働きたい意欲を買ってくれた介護施設に採用してもらえました。
肝心の夫との話し合いはまったく進まずだったので、これまで最後の手段として温存してきたAさんの両親に登場してもらったのだとか。親の前では夫もなすすべなく、ついに離婚届にサインしてもらえたそうです。
今では、実家近くのアパートで子供と3人で暮らしているAさん。「1番心配だった子供たちは、離婚後の方がのびのびしています。小さいながら、夫と私の不穏な空気を感じていたのかと思うと、本当に離婚してよかったと思うし、今はとても幸せです!」
不安や恐怖を乗り越えて、一歩踏み出したAさん。「こんなに明るい人だったんだ!」と驚かれるほどの晴れやかな表情に、今の幸せが見てとれます。
離婚せず、再構築することを選んだBさんの場合
いてもいなくても一緒! すれ違う夫婦
Bさんは24歳のときに結婚した後、2度の出産を経て現在もフルタイムで働く女性です。激務の夫とは、顔を合わせて話す時間もなかなかとれない毎日。実質、ワンオペ状態だったそうです。
「日々の家事や育児をするのは、すべて私。学校行事や子供の体調不良で仕事を休まないといけないのも、私です。夫からは感謝の言葉もなく、たまに話せばケンカばかり。もう夫なんていてもいなくても同じだし、むしろいない方が平和なんじゃない?って思い始めたんです」
結婚生活を続けることに意味を見いだせなくなってしまい、Bさんは離婚したいと思い始めたのでした。
「子供のために離婚しない」は言い訳なのか
フルタイムで働いているため、離婚しようと思えばすぐにでもできる経済状態だったというBさん。それでも思いとどまっていたのは、子供が夫になついていたからでした。離婚したい気持ちと、子供のために今の形を維持したい気持ちで揺れていたある日、ネットの掲示板でこんな意見を目にしたそうです。
「子供のために離婚しないっていうのは、言い訳でしょ。自分たちのせいで親が離婚できないなんて、子供にとってはいい迷惑。自分の弱さを子供のせいにしないでほしい」
この言葉を目にして、「離婚しなければならない」と、自分を責めたというBさん。夫と暮らしている家から離れ、しばらく実家で過ごすことにしました。
本当に欲していたものは、離婚ではなかった
実家から仕事に通うようになり、夫との接点は減ったのに充実感がないことに気づいたBさん。そこでようやく自分の本心に気づきます。
「私が欲しがっていたのは、夫から離れることではなく、夫ときちんと話せる関係だということに気づいたんです。夫が私の気持ちを分かってくれないことが寂しかったんですよ」
そこからは、たとえケンカになっても、面倒くさがらずに自分の気持ちを伝えるようにしたそうです。一時的な別居期間を経て夫も反省したようで、以前よりも会話ができるようになったBさん夫妻。今ではお互いに仕事の量を減らし、家族での時間を楽しんでいると教えてくれました。
幸せになれるならどっちでもOK!
夫婦の数だけ事情はあるもの。周囲は好き勝手に言いますが、結婚生活は辞めるのも続けるのも本当に大変です。もし今、苦痛な毎日に身を置いているのなら、今回ご紹介した女性たちのように、まずは自分の本心を見つめる機会を持つことをおすすめ。これまでがイマイチでも、本心に沿ってこれから幸せになっていければ、離婚してもしなくてもOKなんです。