izumiwakuhito’s blog

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深田恭子の適応障害が決して他人事ではない理由

下記の記事はプレジデントオンラインからの借用(コピー)です

5月26日、女優・深田恭子さんの芸能活動休止を所属事務所が発表し、日本中の人々に衝撃を与えました。7月スタートの連ドラ出演が決まり、「クランクイン直前での降板」というタイミングが事の深刻さを物語っています。
所属事務所の文書には、「私ども所属の女優 深田恭子ですが、昨年春ごろから体調を崩しがちとなり、今月に入り医師より『適応障害』と診断されました。これにより当面の間 治療を優先し、お仕事をお休みさせていただきます」と書かれていました。
やはり人々の注目が集まったのは、医師から診断されたという「適応障害」。適応障害とは、何らかのストレスが原因で心身や行動面に症状が表れ、日々の生活が困難になる状態のこと。不眠、頭痛、腹痛、めまい、倦怠感、気力減退、食欲不振などの身体的なもの、極度の不安や焦り、集中力低下、感情の高ぶり、緊張による多汗や震えなどの情緒的なもの、無断欠勤、大幅な遅刻、過食や過飲、破壊、ギャンブル依存などの行動的なものという主に3種の症状があり、個人差があります。
うつ病とは異なり、ストレスの原因がはっきりしているため、それを取り除くことで症状の改善につながる一方、うまくいかなければ慢性化して苦しみが長期化する怖いもの。実際、人間関係や生き方のコンサルをしている私のもとにも、適応障害の診断を受けて苦しみ続ける人からの相談があるなど、決してビジネスパーソンにとって他人事ではないのです。
芸能人は適応障害になりやすいのか
深田さんに限らず、「芸能人は適応障害になりやすい」と言われるいくつかの背景があります。まず仕事では、内容・場所・人間関係などが変わりやすいうえに、「多くの人々が関わるため緊張感が高く、個人のストレスが軽減されないまま長期化しやすい」こと。次にプライベートでも、人々の注目を集め、記者から追いかけられるのがつらいところです。
私が知る限り、深田さんのように医師の診断を受けて、所属事務所が公表できる人ばかりではありません。主に俳優やアーティストの中には適応障害と公表しないだけで、「充電」「インプット」「留学」「リフレッシュ」「創作活動」などの言葉を掲げて休みを取り、心身の回復に努める人がいると何度か聞いたことがあります。前述したように、適応障害はストレスの原因を取り除けば症状が改善されることが多いため、結果的に公表せずに済むのでしょう。
たとえば、5月19日放送の「突然ですが占ってもいいですか?」(フジテレビ系)に出演した山田孝之さんは、適応障害とは言ってないものの、「20代前半のころ、4年くらいうつ状態だった」ことを明かしていました。当時の山田さんは、映画『電車男』『手紙』、ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」「H2~君といた日々」「白夜行」「タイヨウのうた」(いずれもTBS系)などで主演を努めていたころ。環境変化の大きさや心身への負担は、われわれの想像を超えるものがあったのではないでしょうか。
深田さんや山田さんとの関連性はまったくありませんが、昨年は芸能人の自死に関する悲しいニュースが立て続けに報じられました。今となっては事実こそわからないものの、関係者、家族、友人ら近しい人々にとっては悔やみきれない結果だけに、現在の芸能界は取り越し苦労に終わることを承知で、慎重かつ手厚い対応が求められているのです。
「環境に適応できない弱い人」ではない
適応障害という文字の印象から、「環境に適応できないような弱い人がかかるもの」と思われがちですが、そうとは言えません。私のコンサル経験上、適応障害の診断を受けた相談者さんたちは、おおむね「しっかりしている」「頑張り屋さん」「負けず嫌い」「親分肌や姉御肌」などのいわゆる“できる人”“いい人”でした。
深田さんがそうであるように、決して「気持ちが弱い」「逃げている」「サボっている」のではなく、向き合おうと頑張った結果であることも多いのです。むしろ、オフィスで同僚や部下などに、「あいつは気持ちが弱すぎる」「逃げるな」「サボるな」などと言っている人が、相手の適応障害を引き起こしている可能性があるだけに気をつけたほうがいいでしょう。
また、適応障害の落とし穴は、誰が見てもネガティブな出来事に対するストレスだけでなく、昇進・栄転・受賞、恋愛・結婚・出産、新居への引っ越しなどのポジティブな出来事がきっかけになるケースも多いこと。これらポジティブな出来事によって心身や行動のペースが変わり、「実は想像以上の緊張が生まれていた」ことが適応障害につながってしまうことがあるのです。
だからこそ大切なのは、自分に対しても、身近な人に対しても、「大丈夫」「休まなくていいだろう」と決めつけず、いい意味で「大丈夫?」「休んでみる?」などと問いかけてみること。「ストレスなんてあるはずがない」「まさか苦しんでいるなんて思わなかった」と決めつけてケアが遅れないようにしたいところです。
ビジネスパーソンの中にも、すでに適応障害の症状が出ている人は少なくないでしょう。少なからずそんな自覚のある人は、休暇を取る、意図的に気分転換のリフレッシュタイムを設定する、不安を吐き出し合える相手を持つ、仕事外の人間関係を複数作って視野を広げておくなど、日ごろの予防策が必要です。さらにそれでも、「つらい」と感じたときは早めに医療機関を受診したほうがいいでしょう。
約23年間トップを走り続ける難しさ
その意味で深田さんが、医師の診断を受け、所属事務所を通じて世間に公表し、ストレスの原因を取り除き、心身を休めることができるのは幸いでした。
深田さんは15歳のときに出演した1998年の「神様、もう少しだけ」(フジテレビ系)でヒロインに抜擢されて以降、約23年間もの長期にわたって主演クラスの女優として出演作を重ねてきました。しかも、求められるのは女優としての演技だけではなかったのです。
「美しさや人気を維持しながら、第一線を走り続けなければいけない」「周囲の注目を集めているため、つねに笑顔を振りまき、気の休まる瞬間がほとんどない」。そんな長年の奮闘に、コロナ禍の心労や労力が加わっているのですから、適応障害かどうかにかかわらず、ゆっくり休むくらいがちょうどよかったのではないでしょうか。
深田さんの頑張りを見続けてきた世間の人々の視線は優しく、ネット上にはこれまでの感謝や応援の声が相次いでいます。「復帰は秋ごろか」などの先走った報道もありますが、「適応障害を改善する目安」と言われる半年という期間にとらわれず、「自分のことだけを考えて、心身が完全に回復するまで休んでほしい」と願わずにはいられません。

 

下記は文春オンラインからの借用(コピー)です
 
適応障害で活動休止》深田恭子を悩ませていた“仕事”と“結婚”「恭子ちゃんから真夜中に何度も電話が…」

 5月26日、女優の深田恭子(38)が適応障害と診断され当面のあいだ芸能活動を休止することが発表された。13歳で「ホリプロタレントスカウトキャラバン」のグランプリを受賞してから25年間芸能界の第一線で活躍し続けてきた深田の一報に、驚きの声が広がった。
2日前のイベント「目が笑ってなかった」
 活動休止発表の2日前、5月24日に深田が登壇した「午後の紅茶」の新商品・新プロジェクト発表の記者会見に参加したスポーツ紙カメラマンが当日を振り返る。
「相当疲れた様子でしたよ。動作もゆっくりで、シャッターチャンスとして用意されていたイチゴを食べる場面では、イチゴをテーブルに落としてしまっていました。カメラマンはタレントを記者よりも近い位置で見ているのですが、この日の深田さんは目の奥が笑っていなかったので気になってはいたんです。(適応障害の)発表を聞いて、驚きよりも納得してしまいました」深田恭子 
 活動休止に伴い、深田は今年7月からフジテレビ系で放送される予定だった主演ドラマを降板することが決定した。所属事務所によると、体調を崩し始めたのは昨年の春頃からだという。
ホリプロ3人娘”石原さとみが昨年10月に結婚し…
 芸能プロ関係者が語る。
「昨年の深田さんはかなり忙しかったはずです。2019年のドラマ『ルパンの娘』(フジテレビ系)の第2シーズンが2020年10月から放送だったので、その撮影をしながら同作品の劇場版の撮影も進めていました。『ルパンの娘』はアクションシーンが多く、疲れもたまりやすい。新型コロナの影響を受けながらの撮影で、無理が祟ったんでしょう。その疲れが今になって出てきたようです。親友である吉田沙保里との2ショット(本人のインスタグラムより)
 あとは事務所の看板を背負う深田、石原さとみ綾瀬はるかの“ホリプロ3人娘”のうち、石原さんが昨年10月に結婚すると発表して仕事を少しセーブするようになったので、その穴を補填するために深田さんと綾瀬さんに負担が回ったことも、身体的、精神的な疲れに影響したのかもしれません」綾瀬はるかとの2ショット(本人のインスタグラムより)
 疲れからか、深田は仕事を休みがちになることもあったという。
「深田さんは、映画の撮影中に倒れてしまった。役柄は、子供を有名幼稚園に入れるため尽力する主婦。新型コロナウイルスの影響によって撮影が一時中断したのですが、撮影が再開してから深田さんが突然現場に来なくなってしまったんです。その後、現場に説明なしで製作は中止になりました」(映画関係者)
結婚が叶わないことがストレスに?
 適応障害は、周囲の環境の変化などに順応できずに、そのストレスから不安や食欲不振などの症状が出るとされている。2004年に皇后雅子さまが罹患を公表したことでも話題になった疾患だ。ストレス要因を取り除くことで症状が良くなる特徴があることから、しっかりとした静養が必要になる。
 しかし、深田を悩ませる原因は仕事だけではなかったようだ。深田の友人が語る。
「恭子ちゃんはずっと結婚したいって言っていたのに、なかなか叶わないことがストレスになっていたんです」2015年6月に撮影された深田 
「王子様が好き」(「with」2020年1月号)と公言している深田だが、2018年11月頃から交際しているのは、不動産事業を営む株式会社シーラホールディングス会長の杉本宏之氏(43)。前澤友作氏や幻冬舎見城徹氏などとも親交の深い実業家だ。
「2人は知人の紹介で出会い、すぐに意気投合しました。杉本氏は当時韓国人女優の元奥さんとの離婚が成立したばかりのタイミングでしたが、2人が交際関係に発展するまでに時間はかからなかったようです」(前出・芸能プロ関係者)
「結婚したい」という強い意志で2年以上続いている交際
 前出の深田の友人は、次のように語る。
「交際相手が頻繁に変わる恭子ちゃんには珍しく、杉本さんとは2年以上経った現在も関係が続いています。というのも、彼女は『結婚したい』という強い意志をもって杉本さんと交際を始めたのです」2013年、北川景子とイベントに登壇 
 深田はこれまで多くの男性との熱愛を報じられてきた。東山紀之有田哲平などの大物芸能人や、脚本家の野島伸司、“ハンカチ王子”こと斎藤佑樹選手など、その派手な異性関係が度々スクープされている。なかでも耳目を集めたのは、2016年12月1日号の「女性セブン」が報じたKAT-TUN亀梨和也との熱愛だろう。
「亀梨くんとも順調な付き合いだったと思います。だけど、ジャニーズに所属している彼とは結婚が望めない。あくまで結婚をしたかった彼女は、亀梨くんと別れる決断をしました」(同前)
順調そうに見えた交際が一転
 深田は、亀梨との破局と時を同じくして杉本氏との交際を開始。2019年11月21日号の「女性セブン」では、深田と杉本氏が“婚前契約”を結んだことが報じられている。
 交際は順調そうに見えたが、ここ1年ほどで2人の関係性が変化しているという。杉本氏とも交流があるという前出の友人は次のように語る。
「杉本さんは『今の関係のままがいい』と、彼女と結婚する気がなくなってしまったそうなんです。実は、杉本さんが慕う人から最近『恭子ちゃんのためにも早く決めてあげなさい』と息子に諭したそうなのですが……。別れてはいないものの、結婚したい彼女は振り回されていると感じているかもしれません」
「女性セブン」(2020年11月26日号)は、深田の心境について「今年の初めには『結婚したい』と強く言っていましたけど、いまは『結婚に興味はない』『いましかできない仕事があるもん』と別人のようです」(事務所関係者)などと報じてもいる。深田恭子 
「心が健康であることがいちばん」と語っていたが……
 友人によると、深田は「繊細でストレスを感じやすいタイプ」だという。
「亀梨くんと交際していたときも、真夜中に思い悩んだ恭子ちゃんから電話がかかってくることが何度もありました。彼女は話しているうちに寝落ちしてしまうのですが、ストレスからうまく睡眠をとれなかったようです。睡眠の状態は心の健康に直結しますし、杉本さんもそこは心配していました」
 深田は「LEE」(2020年5月号)のインタビューをこう締めくくっている。
《大好きなお仕事を目いっぱい頑張って楽しむためにも、心が健康であることがいちばん》
 撮影が終わっている主演映画「劇場版 ルパンの娘」は予定通り10月15日に公開されるという。しっかりと休んで、またファンの前で笑顔を見せてほしい。